2023/05/10

【社長×社員対談】パーパスを作っただけでは終わらない 社外・社内にパーパスを広げていく

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セブン銀行は2021年で設立20年を迎えました。これを機に【お客さまの「あったらいいな」を越えて、日常の未来を生みだし続ける。】というパーパスを新たに設定いたしました。パーパスを掲げるだけでなく、社内外に発信・浸透させ、セブン銀行の商品・サービスをご利用いただいているお客さまはもちろん、そうではない方も、そして社員にもファンを増やしていくための取組みを日々行っています。今回はパーパス浸透策の取組みを担当したメンバーと社長の松橋にそれぞれの取組みの役割や込めた想いを語ってもらいました。

目次

    社外向けの取組み:セブン銀行ファンを増やすためのホームページリニューアル

    出雲:今までのホームページは商品やサービスを中心に掲載していましたが、新しいホームページは、パーパスを全面に押し出してブランディングを重視した構成にしています。

    松橋:以前のホームページは、商品やサービスの紹介など機能面を重視していたよね。ホームページでブランドを押し出そうという発想、姿勢は今のセブン銀行にとって大事な考え方。ホームページで企業の想いや姿勢を知りたい方もいれば、一方で商品やサービスを中心的に見たい方もいるはず。いずれの方へもほしい情報にたどりつけるような最適なルートを提供できていることが大事だね。

    出雲:UI(ユーザビリティ)を重視し、3クリック以内でほしい情報にたどりつけるホームページを目指しています。当初はGoogleのような検索窓だけ設置されているサイトなども考えたのですが、最終的に新しいファンを増やせるホームページを目指すことになりました。

    セブン銀行のお客さま、まだ口座をお持ちでない方、お取引先さま(提携先を含む)などに「セブン銀行って新しいことをやっているいい会社だよね!」と感じてほしいんですよね。

    松橋:機能単位で別々に進化してきたページを行き来しやすいように作ったのは、とてもいいと思うよ。我々がATM開発などの取組みにかけた想いや、社員の気持ちなどを「ストーリー」として出しているところも素晴らしい。

    出雲:ホームページリニューアルプロジェクトに手を上げた有志の4名と担当者1名で、コアとなる考え方を作り上げたのですが、ストーリーは私たちのこだわりポイントです(笑)。トップページの目立つ場所に掲載したので、多くの人に読んでいただき、当社グループのファンになってほしいですね。

    常に新しい発見がある、ワクワクできるホームページを

    松橋:訪れるたびに、何らかの気づきがあるといいよね。

    出雲:いいですね。そうなるのが理想です。セブン銀行のホームページを開くと、常に何か新しいものがあるというワクワクがあるサイトにしたいですね。

    松橋:パーパスにつながる部分があるよね。訪れた人に「読む」「見る」「聞く」「感じる」といった「体験」をしてもらいたい。ATMのウェルカムスクリーンのように、いずれはホームページでも季節ごとに違う画像を表示させるのもいいよね。こんなこと言っちゃっていいのかな(笑)。

    出雲:いいんじゃないでしょうか(笑)。今後の展開としては、TwitterなどのSNSと連動させて、お客さまの要望やお客さまが困ったときなどに、担当者がタイムリーに回答するといった機能なんかも持たせたいですね。ホームページは印刷物と異なり、状況に応じてどんどんと変えていけるのが良いところ。パーパスを体現しつつ、どんどん成長させていきます。ホームページには「これで完成!」というゴールはないんです。

    社内向けの取組み:パーパスを最も体現したチームは?!社員参加型コンテスト、パーパスアワード

    藤井:パーパスアワードは、セブン銀行で働くあらゆる部署の人たちに、パーパスを実現する具体的な手法を共有してほしいという想いから生まれた企画。全部署と全ての国内子会社から応募があり、47件ものエントリーが集まりました。

    松橋:各部署2件までという上限があったから、エントリーされなかった事例もたくさんあるということだよね。部内で厳選した上で応募された「全社に共有したいパーパスのアイデア」だけれど、藤井さんは全てに目を通したんだよね。どうだった?

    藤井:素晴らしかったです。47案件全て、私自身にも気づきがありました。事務部門やバックオフィス部門など、パーパスと業務がつながるイメージを持ちにくい部署もありますが、そういう部署の仕事もパーパスにつながることに気づいてほしい、知ってほしいという想いがありました。アワードの開催により、全ての業務がパーパス実現につながることを理解してもらえると思います。

    松橋:表彰式が楽しみだね(笑)。

    アワードをきっかけにコミュニケーションが活性化、“言語化”で想いが深まった

    松橋:8名ほどのチームで社長と直接ミーティングするインナーコミュニケーション施策、タウンミーティングでも、パーパスアワードについて聞いたけれど、みんな楽しそうにエントリー案件の選出に取組んでいたので「いいな」と思ったよ。パーパスアワードをきっかけとして、コミュニケーションもアクティブになったよね。

    藤井:エントリーする2件を絞り込むために、各部内でもミーティングや投票が行われたようです。それも含めて、コミュニケーションの活性化につながったと思います。

    松橋:パーパスの浸透度も高まったよね。パーパスアワードに応募するために、全社員がパーパス実現への道筋を言語化する必要があった。それも良かったんじゃないかな。

    藤井:おっしゃる通りで、「言葉で書き出す」って大きかったんだなと気づきました。パーパスアワードは全部署・全社員参加なので、誰もがパーパスについての想いを話し合い、共有しているんですよね。そういう意味でも、より考えが深まったのではないかと思います。表彰式は非日常的なおしゃれな空間で開催します。社内の注目イベントになっていますし、その様子を社内に展開することで、「来年は自分たちが受賞するぞ!」と思ってもらえるといいですね。パーパスを実現するための具体的事例の共有のサイクルを回し続けるため、今後も定期的に開催したいです。

    ―――

    いかがでしたでしょうか?セブン銀行はパーパスを作っただけでは終わりません。社長や経営層だけでなく、社員それぞれの業務を通じ、いかにパーパスを実現していくかを考え、日々動いています。今後のSTORYでパーパスアワードの入賞チームのご紹介もしたいと思いますので、ぜひお楽しみに!これを読んでいる皆さんにもそんな私たちのファンに、そして仲間になってもらえたら嬉しいです。